“普通”に転職した話
3年前に、新卒から6年間勤めた会社を転職をした。
激務というほどではなかったが、不規則ではあった。
取引先の中には外資企業もあったため、メールでのやりとりが深夜に発生したり、
急なオーダー変更で会社に飛んでいかなければならなかった。
不規則かつ、休みが前もってフィックスしなかったりで、
家族との時間も取りづらかった。
でも不思議と、メンタル不調に陥ることはほとんどなかった。
おそらく、男性比率が高く、かつ若手中心の職場だったので、
心なしか男子校のような雰囲気だったことが要因だと思う。
そんな会社であったが、
子どもが生まれたことをきっかけに、このままでよいのだろうかと思い、
子どもが生まれたその月に転職活動を始めた。
某団体職員である。
元々民間企業勤めだったこともあり、
公務員のような公的な仕事で、かつあまりおかしな人間の相手をしなくて
済みそうな業態に行きたかった。
のちに、それなりに別のことで神経をすり減らすことにはなるのだけれど。
今思えばよく通ったなと思うが、妻や子のおかげだったと思う。
あの頃の労働環境は自他ともに認める最底辺っぷりだったし、
その悲壮感が面接官にも伝わったんだと思う。
「転職したいなぁ」と思う人はたくさんいるが、
実際に行動に移せる人はごく僅かだったりする。
その差はおそらく「どれだけ切羽詰まっているか」だと思う。
この先あまり切羽詰まりたくはないが、
どこにでも行ける実力を身に着けていければいいのではと思っている。
今日はここまで。